今週印象に残った一冊

体に気を付けたい、と言った口が渇かぬうちに

風邪をひいてしまいました・・・

豚肉と白菜の鍋、ポトフなど、連日あったかメニューを

食べて、夜早めに寝ていたら回復してきました。

クリスマス用のケーキ作りとチキンの仕込みを

しようと思います。

みなさんはどんな1週間を過ごされましたか?

今週、印象に残った一冊をご紹介します。

畠中恵さんの『なりたい』です。

誰もがみんな心に願いを秘めている。空を飛んで見たくて、

妖になりたいという者。お菓子を作りたいがために、人に

なりたいという神様。それそれのなりたいを叶えるために

巻き起こった騒動そして、そこから見つけた、若だんなの

ほんとうの願いとは。しゃばけシリーズ第14弾。

神様たちを酒宴でもてなした若だんなは、来世は何に

なりたいかを考えておくように、と神様たちから課題を

与えられます。

今生では病弱で、何度も死にかけていて、妖たち仲良く

暮らしている若だんな。生まれ変わったら何になりたいのか?

考えている間にも、こうなりたい!と希望する人間や妖たちが

次々とやってきます。

いつの時代も、そして人ならぬ妖だって悩みを抱えているもの

です。不思議な事が大好きで、空を飛びたいから妖になりたい、

と願う人間。天狗の力を借りて飛んでみるのだが。

裏テーマは天狗同士の友情です。人間の寺に引っ込んだ、

天狗の友人に会いたいのに、できない。そんな天狗の

ジレンマを、若だんなが上手にまとめます。天狗よし、

人間よし、他の妖よし、の三方よしの見事な策を出せるのは、

それぞれの気持ちを痛いほど理解できる若だんなだからこそ。

細やかな心遣いと、それぞれの立場への配慮が窺えます。

人の姿になり、菓子を作っては細々と売っている道祖神。

時代の移り変わりから、自分の置かれていた場所には人が

通らなくなった。ついては、お供えにもらっていたような菓子を

自分で作り、人間に売って暮らしていきたい。人間として生きて

いきたい、という道祖神。

ところが血まみれで倒れているところを発見され、次には姿が

消えていた…。ミステリ調の展開です。

道祖神は、お菓子が好きだから作りたいのかと思っていたら、

お菓子を食べる子どもの笑顔が見たいのだ、と言います。

人間になっても、人間を愛おしく思い、大きく包み込むように

見ていてくれているのだと思うと、なんだかじんわりと嬉しく、

おなかが温かく感じられるのです。

なりたいと願う思いは、人であれ神であれ、妖であれ、

その数だけあるものです。望みがひとつ叶うということは、

叶わなかった頃のものをひとつ失う事でもあります。

望みを得る前の自分に戻る事ができないとも言えるでしょう。

そこまでの覚悟を持って神へ願いを伝えているのでしょうか。

神様との取引は決してやさしいものではない。神様と若だんなの取り引きは、気さくながらも畏れあるやりとりで、人間たちの

奢った気持ちに気づきを与えてくれるようです。

得るものと失うものは必ずあるのだ、ということを暗に教えて

くれる物語です。

先週立てたこの1週間の目標は

●1日1記事を更新する

●イラストに色をつける

でした。無事に達成することができました!

次の一週間も、同じように更新することを自分の目標にします。

〈今週 読了した本〉

『主題歌』

『夢をかなえるノート術』

『つぶさにミルフィーユ』

『黒魔術の手帖』

〈現在 読書中の本>

『オン・ザ・ロード』

『巷の美食家』

〈今週購入した本〉

なし

ぬこのBOOK ROOM

人と本がつながるお手伝い。ブックレビューやおすすめの本をお知らせします。

0コメント

  • 1000 / 1000